
歯周病は、歯周組織と言う歯の周りの組織の病気です。
痛みは比較的少なく、経過は緩やかですが、慢性化してしまいます。
歯ぐきが腫れあがったり、食事時などに簡単に血が出たり、口臭がひどかったり、歯を押すと歯の周りから膿が出たりします。
しだいに歯ぐきが退縮して、歯の根が現れるようになって、やがて歯がぐらぐらと動き出し、歯並びが悪くなって、歯が抜け落ちてしまいます。
特に、歯ぐき部分に沈着した歯垢の中の細菌が原因で起こります。
唾液の中に含まれている糖タンパクが歯に付着すると、歯周病の病原菌はますます繁殖することになります。
「歯周病はうつるの?」
虫歯菌は幼児期に母親から唾液を介して子供にうつります…
しかし、歯周病菌からうつるのは、ずっと後になります。
では、歯周病菌はいつ頃?感染するのでしょうか?
それは18歳以降です。
日本では歯周病菌が口の中にいる高校生はほとんどいません。
ところが、18歳以降どんどん感染して歯周病菌が口の中にいるのは日本で60%くらいと言われています。
虫歯菌と同じように唾液を介してうつります。
歯周病菌がいる人の唾液が口の中に入ることで感染します。
アメリカでは、パートナーとのキスが主な原因と言われています。
感染原因
・直接感染ではキスによる
・間接原因では、食べ物についた唾液による
「歯周病の治療は」
歯垢や歯石を取り除いて、局所を清潔にすることが大切となります。
不適合な入れ歯や金冠は、早く調整してもらい、また、動揺している歯があれば固定してもらって安静を保ちます。
歯周病にとって最も大切なことは、正しくていねいなブラッシングを毎食後に必ず行うことです。
正しいブラッシングの方法で、適切な歯ブラシ、デンタルフロス(歯と歯の間を通す糸)や歯間ブラシの使用も大切です。
歯周ポケットが深くなり、骨の吸収のひどい、程度の進んでしまった歯周病の場合には、手術によって、歯の根(歯根)の汚れや歯ぐきの炎症を起こしている部分を取り除きます。
糖尿病などの全身的疾患がある場合には、まず、その治療を徹底的に行うことが必要です。
歯の動揺が激しい場合には、手術前や後に、歯が動かないように固定します。
治療後は、再発することが多いので、定期的に診察を受けて歯磨きを、特に歯と歯ぐきの間の部分を常に、清潔に保っごとが大切です。
「歯周病の予防には」
歯周病は、治りにくいばかりでなく、前歯の部分などは元通りの外観に治ることは難しく、歯ぐきがやせて、歯が伸びたような感じになったりしますから、予防を心がけることが大切です。
歯垢の中が細菌が歯周病の原因ですから、予防には正しいブラッシングを行い、口の中を清潔にして全身の健康状態にも注意が必要です。
時々は来院して歯石を除去してもらうことも有効です。
「歯周病ではこんな食品を」
血液の循環をよくするために、ビタミンCを中心にビタミンA,ビタミンB群ビタミンEの多い緑黄色野菜や果物をおすすめします。
肉食、甘味は控えるようにしなければなりません。
・トマト
ビタミンB群やカロチンが豊富で、炎症を抑える作用や毛細血管を丈夫にして出血を防ぐ作用があることから、歯ぐきの腫れや出血の予防、治療に効果があるとされていることから、毎日1~2個のトマトを食べると効果があるようです。
・塩
塩には、殺菌作用、炎症を止める働き、また、優れた収れん作用もあります。
炎症を起こしにくくします。
塩でのマッサージはこの収れん作用によって歯ぐきの組織を引き締めますのでおすすめです。
まとめ
歯周病は予防が第一です。そのためには、食事後の歯磨きとマッサージ、次に、かためのものを避けずに良く噛むこと、そして栄養のバランスにも気をつけることが大切となります。