
ブーファの丘の頂上に着いた私たちは、岩山の前に乗った戦士の銅像は、勇敢に戦った英雄たちをたたえてのものと言われています。

この戦いに関する資料や使われていた兵器などは、丘の上のサカテカス占拠博物館に展示されています。
博物館に隣接する18世紀に建てられたチャペルの聖母には、病を治癒する特別な力があると言われていて、ここには、毎年9月8日になると大勢の巡礼者が集まります。
ところで、ブーファの丘の展望台からは、別名ピンクシティと呼ばれるサカテカスの街並みが一望出来ます。

何故ピンクなのかと言うと、サカテカスの古い建造物の外壁の多くには、カステラと呼ばれているサーモンピンク色の砂岩がふんだんに使用されているからと言われているからだそうです。
この日の夜は郷土料理でも食べようか、ということになり、El Pueblitoというレストランに向かって、金曜の夜なので混んでいるかなと思いつつ、意外と空いていてその理由は意外なところにあったのです。
私たちは、あのメキシコのビールも一通り堪能したので、たまにはその地のワインでも飲もうかと思い、ボーイさんはワインは置いてないと言う。やむを得ずビールを頼むと、何故か、申し訳なさそうに今日は特別な日でビールもないと言う。
どうしてだろうか?と考えて、きっと、こちらのスペイン語が良く通じていないのかと、一体どういうことだろうか?すると、隣のメキシコ人男性が、今日は、新しい大統領の就任記念日のために、アルコール類は、禁じられているとのこと。
新大統領の就任は、ニュースで聞いて知っていましたが、こんな条例があるとは、ちょっと、驚きでした。
おそらく、酒を飲んで政治論争のあげく喧嘩沙汰が起こらないようにとの配慮があるようで…。
しかし、帰り際に酒屋に立ち寄ってみると、意外なことに何の問題もなくビールを買うことができ、私たちはホテルの部屋でサカテカスの最後の夜に乾杯をした。
翌朝、向かったのは、エル・クーボ水道橋で19世紀に作られたというこの石造りの水道橋は、何と最近まで使用されていたもので、造形的には素晴らしい。

水道橋の向かい側には、この街で最も格調高いキンタ・レアルホテルがあって、メキシコで最古のサン・ペドロ闘牛場を改造したもの、かつて闘牛がおこなわれていた円形の土壌は、庭に生まれ変わり観覧用の階段席には鉢植えの花が飾られていた。

この美しい庭を見下ろすように客室が設計されていて、闘牛の本場スペインでさえおそらく類のないユニークなホテルで、皆さんにも是非おすすめしたいホテルです。
このあと向かったのは、ファチマ教会、そして更に南方へ歩くとサント・ドミンゴ教会を訪ねました。

イエズス会によって建てられたこの教会は、カテドラルに比べると外観は地味だけれど、内部は素晴らしい。

祭壇の8つのレタブロは金箔で飾られて、その輝きはまぶしいほどでした。
そしてラファエル・コロネル博物館、この建物はサンフランシスコ教会として修道院として16世紀に建てられたもので、石造りの壮麗な建物はそれ自体が芸術的な存在感がありました。

メキシコ古代文明の土器や石器など、先住民の文化を知ることが出来る民芸品や衣類など多数が展示されていました。
しかし、この博物館の目玉は、メキシコ全土から集められたら仮面のコレクションで、その数は、約5000個でテーマごとに整理されていた。
仮面の大半は祭りや宗教儀式、あるいは子供の遊びなどに実際に使用されているもので、どれをとっても、生命力を感じられて、メキシコらしい豊かな色彩と仮面という奇想天外な発想に驚きでした。

これほどの多彩な仮面を有する博物館は、おそらく世界でも類いをみないのではないでしょうか。
この博物館だけのためにサカテカスへ足を運んだとしても、決して無駄ではないと自信を持って皆さんにおすすめ出来ます。

じっくりと見学していただくためには、最低2~3時間のゆとりがほしいと感じました。
博物館を出た後は、坂道をだらだらと下りながらカテドラル周辺の町の中心部へ、戻りましょう。
アルマス広場からいつでも乗れる観光用のミニバスが出ています。

主要観光名所を約1時間内でめぐり、車内では、現地の若いガイドさんによる説明もあって街の概要をつかむのに便利です。
まとめ
サカテカスの魅力は、日常を忘れて心落ち着けることが出来ます。見所は、ほとんど全て徒歩で散策出来る距離にあって、曲がり角くねった道や坂道もありますが道に迷うことはないでしょう。
セントロに宿泊すれば、街の散策を自由に楽しめてしかも疲れたならば、ホテルに戻って小休止もできます。
夜の外出も一部を除けばそれほど神経質になる必要はないと感じました。さあ!メキシコへ!Vamos a Mexico!
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