
世界有数の危険地帯に位置しながらも国の予算を軍事ではなく、社会福祉や教育に加えて環境保全に投じてきた国…
兵士よりも多くの教師を」 軍隊を持たない国、中米のコスタリカ共和国です。
かつては内乱等で戦火の中にあったコスタリカ共和国は、もう70年以上も軍隊を持つことなく非武装で中立を貫いているという。
軍事力を教育費に切り替えたことで、コスタリカ共和国の優れたことは、教育レベルの高さにある。
識字率が97%と中南米諸国の中では最も高い…
これには内戦という悲しい過去から、軍事費の全てを教育に充てることで、国民全員が幸せになれるという考え方だそうだ。

あのブータンと同じように、地球幸福度の世界ランキングでも何度も1位を達成したという。
とはいえ、周囲を見渡せば中南米世界には独裁国家も事実、そんな状況下で「非武装」であり続けるというのはとても困難そうにもみえるのですが…
ではそんな危険極まりない不安定要素がある位置におかれ、しかも小国で国家予算も資源も少ないコスタリカの皆さんが、何故、幸せ度数No1な幸せを実感出来たのでしょうか??
戦争をしないという平和憲法があるところは日本と同じなのですが、コスタリカでは
日本の自衛隊に値する仕組みすらありません…
ある政治家は自国は自国で守るスタンスを持たなければダメ、他国ばかりに頼っていては平和は築けないという考え方でした。
確かに自分の身体は自分自身で守ることは基本の基本ではありますが…
しかし、コスタリカ共和国の考え方は違います。
武器を持てば、必ず、その武器を使いたくなる、それならば、武器を捨てればいいという考え方になります。
銃を捨て鍬を持つ…
武装放棄して、自然に逆らわず自然のままに生きることになったわけですね。
ウクライナ紛争の中で、多くの国々がウクライナへ武器供与していますが、コスタリカの人々からみれば…おそらく、その武器供与で戦いはさらに泥沼化し、犠牲者も山のようになる…
核兵器使用もあり得ると考えることでしょう…

そこで、コスタリカ共和国の考え方というのは…
まさに、侵略されないような努力で、周囲からも、世界からも平和国として認められるという…
たとえ侵略行為があったとしても、決して戦わない意思があるようです。
反撃すれば犠牲も無限に拡がってしまいますから…
平和を守るための努力、例えば、1980年代に、その当時のアリアス大統領が、周辺のニカラグア、エルサルバドル、グアテマラの内戦の終結に大きな役割を果たしています。
もちろん、大統領の知恵と努力もありますが、嵐はいずれ通り過ぎる考え方が、時に必要であるような、そこに暮らす人々の冷静さと強い意志というのか…耐えうる心が必要ではないでしょうか…
そんな考え方を持てる背景には一体どんなものがあるのでしょうか?
コスタリカは、国全体が真の民主主義を持てる環境の構築と、その持続可能性のサステナビリティの考え方をしっかりと子供の頃からうえつけていくような…
(サステナビリティとは、環境、社会、経済の3つの観点から、この世の中を持続可能にしていく考え方)
フェアトレード思想(弱い立場の人を支援する考え方)がしっかりと根付いて、
学校教育でも、連帯や平和の価値を教えることに力が注がれているところがあって、
日本の教育もみられるところもあります。
それに、中南米諸国はスペインからの独立以降も大地主制が主流でしたが、コスタリカ共和国は個々に独立した小規模農家が協同組合を作ったりと、世界にみられるような大企業化もなく、権力意識の中での権力闘争もほとんどみられない…

まさに、環境先進保護国の中での生まれ育った国の中で人々もその中に上手く調和した平和国家と言えるのではありませんか

コスタリカ共和国の人々は、戦争を仕掛けられるはずもないのだと自信を持って暮らしているそうです。
ここから学ぶところは多々あるようです。
ドキュメンタリー映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方』は、そんなコスタリカの歴史と今を描いた作品ですので一度観てはいかがでしょう
