
2020年12月に発生したアルファ株からデルタ株、オミクロン株そして近い将来、猛威を振るう?デルタとオミクロンの変異株のデルタクロンへ…
このような数多くの変異株は、一体どこでどのようにに変化しているのか?気になるところですが…
その解説に微生物学者のデイヴィッド・ガーナー先生の科学ブログ(Microbiology Nuts & Bolts)に興味深い記事があります。
紹介図解をみると、2019年、最初に見つかったウィルスから、実に多種多様なウィルスが誕生していたことが分かりました。
ところで、世界中で最も流行したアルファ株やデルタ株オミクロン株は、図解の従来型のウィルスより感染力と重症度が高く、図解の全体像をみると、変異株であってもその世界的大流行はごくわずかであるのが分かりました。
それに、今、流行のオミクロン株をみると
他の変異株のウィルスも遺伝的に似た変異株が少ない中で、さらに類似性が低いと言えます。
考え方によっては別物と言ってもいいのかもしれません。
従って、オミクロン株はどこから発生したのか専門家の先生方を悩ましているようです。
しかし、ガーナー先生のオミクロン株発生の興味深い発生シナリオがありました。
1.免疫不全疾患の患者の中で生まれ、これが拡大感染したという考え方
つまり免疫不全疾患の体内における抗原ドリフトから…ウィルスには安定したゲノムを持っていて、そこで突然変異が繰り返しゆっくり発生による抗原連続変異、これが抗原ドリフトです。
従って、普通の感染者ならば、抗原ドリフトはゆっくりと言っても感染してもウィルスは数週間後には体外に追い出されて、オミクロン株のような変異株誕生の余裕がありません。
しかし、免疫不全疾患の体内では、数ヶ月も体内に感染し続けてしまうことから、突然変異が蓄積するために抗原ドリフトによる新しい変異株誕生への時間的余裕ができるという、これが多くの研究者の考え方で、変異株は免疫不全疾患患者から他の人に感染拡大したというのです。
2.人以外の哺乳類動物による抗原ドリフトから…
この考え方は、たとえ同じ抗原ドリフトの変異であっても、人以外の哺乳類間での抗原ドリフトによって感染拡大という。
これはミンクによる変異株から人に感染事例も確認されています。
またニューヨークの下水から発見されたネズミからも…それにイヌやネコなどからも…
突然変異によるオミクロン株は人からのコロナウィルスがネズミによって突然変異して再び人に感染というシナリオもありますし…
3.免疫不全疾患ではない人による抗原シフトから
2つの異なったウィルス株の遺伝子同士が混じり合って新しい変異株の誕生が抗原シフトと言います。
つまり、免疫不全疾患のない人の体内で2種類のウィルス株が混じり合った感染の可能性を示した考え方になります。
ガーナー先生によれば、人以外の哺乳類動物での変異株の誕生のシナリオを裏付け証拠はないものの、そのシナリオを否定する証拠もないということです。
また、抗原シフトに関してはさらに可能性は低いと言えるそうです。
まさに未知のウィルスということになります。
人以外の哺乳類間による抗原ドリフトであると、対応策はさらに複雑になってしまいますし、ブラジルやヨーロッパなどで見つかった、デルタ株とオミクロン株との合体変異株によるデルタクロンがスーパー変異株でないように…
