
ロシアのウクライナ侵攻が早くもヨーロッパで影響が出始めている。
その影響は先進国にも及ぶと言う…
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、中・低所得世帯の食費を支えるために、食料クーポンの発行を検討すると表明していて、この問題を「世界的な食糧危機」と位置付けた。
ところで、ロシアとウクライナはともに世界有数の穀倉地帯を持ち、軍事侵攻は世界の食料事情にも深刻な影響を及ぼすと懸念されている。
小麦やトウモロコシは更に高騰し、水戦争と言われながらも、その前に穀倉争奪戦が始まりかねない。
なかでも日本は深刻であると考えなければならない。
今の日本の食料自給率は37%と低く、もしも大半の食料の輸入がストップしたとしたら…
ロシアとウクライナからの農産物輸出が滞るならば、世界的な食糧の供給に打撃を与えるのはもちろん、直接、日本にもその波は確実だ。
それに、ロシアは石油や天然ガスのエネルギー分野での輸出国でありながらも、実は農業用肥料の輸出量は世界一…

ロシアとベラルーシは農業用肥料には欠かすことのできない塩化カリウムの主要輸出国でその世界シェアは40%も占めている。
無機肥料は、窒素肥料、リン酸肥料、塩化カリウム肥料という3種類に分類されて
それぞれの用途により使い分けが異なるものの、多くはそれらが組み合わさった複合肥料が多く多様性に富んだ使い方ができるという…
窒素、リン酸、カリウムは、高収穫を目指す農業には欠かせない複合肥料の3大成分だ。
しかしながらここで注目しなければならないことにロシアは、その3種類すべてで世界的シェア国にあること…
日本は農業用肥料の93%は海外からの輸入に依存している。
そのうち50%は中国に依存し農業用肥料に不可欠な塩化カリウムは日本の必要量の25%がロシアから輸入しているとかで、
このウクライナ侵攻での調達は難しくなると考えなければなりません。
それにもしも台湾有事や肥料争奪戦で肥料なしに陥った場合、その収穫量は半減するとも言われるほどで、食糧危機に陥ってしまうかもしれません。
それにロシアとウクライナは、ヒマワリ種子やヒマワリ種子油を含む加工品の輸出も盛んであることから植物油価格の高騰もある。
37%という日本の食料自給率の低さの中で、あらゆるものが高騰し、かりにも輸入が難しくなったとしたら…
日本の食事事情は大きく変わるはず…
農水省の最新データ(2020年度)によると、国内で最も自給率が高いものの1つは、コメで97%。最も低いのは、しょう油や納豆など日本の食卓には欠かせない「大豆」で、6%しかないらしい。
カロリーベース食料自給率37%から計算してみると、
カロリーベース食料自給率とは、エネルギー(カロリー)に着目して、私たち国民に供給される熱量に対する国内生産の割合を示す指標から1日・1人当たりに2269キロカロリーが供給されることから国産供給に限ると、自給率37%では843キロカロリー足らずになることに…
必要カロリーの絶対量が不足になる。
自給率37%では多くのスーパーの商品棚から多くのものが消える…
お米は毎日食べられても、おかずは極めて少なくなってしまう…
毎食イモ類が朝、昼、夜と毎食に…
味噌汁もなければサラダもなかなか難しく、肉類もほとんどない食生活に…
毎食イモに、卵は週一に肉類9日に1食に
食料の輸入がストップしたら、私たちの食事はどうなるのか?
もしもの場合を表したものとして、インターネット上でしばしば引用されるデータがある。
「JA北海道中央会 帯広支所」で展示された食事例では…私たちの普段の食生活と比べると、かなり質素になる。
肥満も消えて糖尿病をはじめとする生活習慣病も減って考え方によってはいい経験になるのかもしれない。
海外からの輸入がストップしたとしたらこんな食生活になる、極端過ぎるとお考えの方も多いとは思いますが、周囲をみると賞味期限切れだけで廃棄される、食べ残しも捨てるなどなど…本当に捨てる必要があるのでしょうか?…
以前は私自身もその中の一人であったものの、家庭菜園を始めることで、荒れ地の開墾から菜園つくりに、かなり大掛かりになってしまいました。
そこで、初めて食の大切さを認識できました。
以前、青森でリンゴ園を営む友人が話した苦労話を今になってやっと理解できたという実感が…
リンゴ園の命となるリンゴ木の枝に雪が積もると、夜中でさえ、父親から叩き起こされて家族総動員で枝に積もった雪払いをする必要があるとか。
雪で枝が折れると来年の収穫はなくなるからだそうです。
リンゴ一つとっても大変な努力が必要であること、菜園つくりで知ることができた感じで、お蔭様で食の大切を知ることができ感謝しています。
私事になってしまいましたが、皆さんもご家庭の庭やマンションのベランダでも可能です。
野菜つくりの苦労や楽しさを実感してみてはいかがでしょう…おすすめです。
