祖母の故郷、和歌山の南高梅のおにぎりに魅せられた日系3世の日本留学体験より

2020年の1月に世界中の人々を震撼させたコロナウィルス感染症は、パンデミックに拡がりつつもワクチンをはじめ三密対策の効により静まり返える中でようやく活気を取り戻しつつある社会生活です。

そんな社会生活にさらに元気を与えられる体験記をご紹介いたします。

その体験記とは、テキサス州出身のある日系3世の日本での留学体験です。

彼女は、19歳の女の子で祖母の故郷である和歌山県での貴重な体験のお話しです。

和歌山県と言えば、「南高梅」という日本を代表する品種の産地であることも知ることとなりました。

彼女の名前はテリーと言います。幼い頃に一度、訪日の経験から梅干しの魅力を知った彼女は、大好きな祖母、シノおばあちゃんの勧めで日本の大学に入学することになりました。

シノおばあちゃんが握ってくれたおにぎり🍙の中には真っ赤な梅干しが入ったおばあちゃんの真心が詰まっていて毎日食べたいごちそうだったようです。

日本にいたあの頃のテリーの手にはいつもいつも大きなおにぎりが握られていました。

そんな彼女が日本の大学に入学してもランチは、シノおばあちゃんの握った梅干しおにぎりがなによりもお気に入りでほとんど毎日持参していたこともあり、おかげでテリーは「梅干し娘」というあだ名まで付けられる女子学生です。

まさに、「梅干し娘」にふさわしい卒業論文でもしっかり梅ならぬ梅干しについてまとめたものを今回は皆さんに知っていただきたい。

<おにぎりとは>

おにぎりは日本の食べ物の中ではお弁当に喜ばれています。

炊きたてのご飯の中に梅干しを具としたものがポピュラーです。

ご家庭によっては、おにぎりを「おむすび」や「握り飯」とも呼ばれ、気軽に食べられることから呼び名も変わります。

シノおばあちゃんは、テリーにおにぎりと言っています。

炊き立ての熱いご飯の中に梅干しを入れてくれたよ…

中はふんわりしていても外はしっかりと握って作るシノおばあちゃんのおにぎりは美味しいのよね。

特大おにぎりだから…一つでお腹いっぱいになるし…

おにぎりは冷たくなってからもおいしく食べられるから好きなの…

それに梅干しに巻かれている赤シソで赤く染まったごはんと塩気たっぷりは見た目も綺麗だし、食欲が増すのもいいわよね。

特に、夏場は美味しさが倍増して、しかも防腐剤になる塩気は安心できるし…

食べて美味しく、見て綺麗な、長持ちのおにぎりは…やはりみんなにもぜひおすすめしたいわ…。

そんなわけで大好きな梅干しを具材にしたおにぎりのルーツから、おいしいおにぎりの作り方、そして梅干しの効能について皆さんにご紹介いたします。

最近はヨーロッパで駅弁として売られて大人気になっているので、ご存じの方も多いはず…

だからこそ日本固有のおにぎりを好きになっていただければと思います。

それでは最後までご視聴下さいませ。

まずはおにぎりのルーツから…

アジア圏では日本を含めてほとんどがお米による食文化を持っているのですが、おにぎりとなるとどうかしら?

確かにお米の文化がアジア一帯にみられる以上、おにぎりはアジアなら食べられていると考えたいところなのでしょうが、実は、そうではないようなんですよ。

どうやらおにぎりに特性にあるようにお米の質がかなり関係しているとか…

アジア米は2種類あると言われています。

お米に粘り気がある日本米とお米が一粒一粒がパラパラのインディカ米です。

おにぎりにはやはり粘り気のある日本米が合います。

シノおばあちゃんのおにぎりはふわっと結ぶだけでも、なかなか型崩れしないことをみてもどうやら、おにぎりというのはその特徴から日本固有の食べ物と言っていいわよね。

それに、同級生のタイ人留学生から聞いた話には、冷やご飯を食べる習慣がないと言っていたから、冷えたおにぎりも美味しく食べる日本人をみる限り、日本食そのものと認識してよさそうよ。

となると…おにぎりは日本でいつ頃から食べられていたものなのか?知りたくなるわよね。

そこで徹底的に調べてみたくなってでこの際、卒業論文にしようと考えたの。

おにぎりは特徴ある日本固有の食べ物であることが分かったところで、おにぎりの起源を調べてみると…

その起源は平安時代までさかのぼるとあったわ。

平安時代の屯食(とんじき)であると言われていた。

屯食とは玄米を卵形に握り固めたもので、平安時代に宮中や遺族の家で特別な行事の際に、そこで働く人々に労う気持ちから配られていたとか。

それ以来、おにぎりはお皿が不必要な気楽で簡単便利食として広まっていったそうよ。

野良仕事をする農民やお弁当や戦国時代に携帯食として重宝されていたようで…

鉄道が発達した明治18年には、日本最初の駅弁として売られてたのは有名だそうよ。

梅干しのおにぎり二つにたくわんが添えられた、当時は竹の笹に包まれたおにぎり弁当が栃木県宇都宮駅に販売されたことが日本の駅弁の始まりです。

ヨーロッパからの同級生も日本の駅弁が大人気と言っていた。パリでも駅内にいろいろ売られていて目移りするほどだとか。

やはり列車旅は梅干し駅弁が一番よね。

列車に揺られながら、外の景色を眺めながらの、駅弁の美味しさが実感できるわ!

ところで、シノおばあちゃんは、時々、おにぎりに焼き海苔をまいてくれることもあるけれど…

シノおばあちゃん曰く、焼き海苔を巻くことで香ばしくて、おにぎりを持ちやすく、栄養的にもいいから、よく焼き海苔を巻いたものをお弁当に持たせててくれるの。

海苔を巻くおにぎりが多いのだけど、海苔を巻くようになったのは、江戸時代の中頃からで、今現在、私たちが食べている四角に切られた海苔を使用するのもこの頃で、おにぎりと海苔の関係は大きいと言えそう。

そんな日本のおにぎりのルーツをまとめる中で、日本のおにぎりの歴史上の大発見の記録を見つけることができました。

それは、石川県の杉谷チャノバタケ遺跡にある竪穴式住居跡から、2000年以上前と推定された日本一古いおにぎりの化石が発見されていた衝撃的な事実なんですね。

2000年前と言えば、弥生時代ですから卑弥呼も食べていたのかもしれないロマンを感じてしまうわね!

現在は旅やお弁当など携帯食としてはもちろんだけれど、災害時の炊き出しで非常食としても活躍しているようだけれど…

そのことを考えると、おにぎりは日本のあらゆる場面で活躍することになるわね。

おにぎりはまさに日本人の生活を支える大切な食になっているとなると…

ここではじめておにぎりの大きさが分かったわ。

これからは世界の多くの国の人々がおにぎり文化の素晴らしさを実感できる日がくればいいなあ!

日本の梅干しおにぎりの良さを少しでも知っていただくために卒業論文に決めたのよ。

現在では海苔を巻いたおにぎりが主流で、おにぎりに海苔を巻くようになったのは江戸時代中期頃、世の中に四角い板海苔が登場した頃からの事です。

また、昭和62年には石川県鹿西町〔ろくせいまち〕杉谷チャノバタケ遺跡の竪穴式住居跡から、約2000年前の弥生時代のものと推測される日本一古いおにぎりの化石が発掘されました。

卑弥呼は神話の時代、おむすびからむすびを考えると、万物を生み出す力を産霊(むすび)と読めてしまいます。

命を生み出す力、つまり命をこの世にむすびつけてくれる物がおむすびになるわけですね。

本当に力強いパワーを与えてくれるおにぎりです。

そんな力強いパワーを与えてくれる美味しいおにぎりを作るポイントはシノおばあちゃんから学びました。

おにぎりは冷えても美味しくいただくには必ず炊きたてのご飯で握る必要があります。

この炊きたてのごはんこそ、保水膜がたくさん含まれているんです。

この保水膜がたくさんある炊きたて時におにぎりを作るのが最大のポイントになります。お米の持つ旨み成分が保水膜そのものです。

それに、おむすびを握る力の入れ具合も大切で、力を入れすぎて握ると、ご飯粒の接触密度が高くなってご飯粒が潰れてしまいますから、少ない回数でいかに均等な力でむすぶことがポイントになります。

そしておにぎりはヘルシーで低カロリーであるところもうれしいですね。

食生活でカロリー量はダイエットを気にする外国人の多くからヘルシーなイメージが強い感じです。

また、おにぎりは冷めても美味しく食べられ、しかもダイエット効果が期待できてしまう良さもあります。

握ったおにぎりは時間が経過すると、お米のデンプンがレジスタントスターチという食物繊維に変化することでダイエット効果が高くなり、健康効果もあると言えます。

おにぎりそのものの健康効果も高いものの、おにぎりの具になる梅干しには、さらに素晴らしい薬効があることも分かりました。

それでは日本人と梅干しの関係を考えてみましょう!

シノおばあちゃんのお話しに、梅は三毒を断つと言われて昔から毒消しの妙薬として人々から親しまれていたそうな…

その三毒というのは、体内に入ってくる食べ物の毒、血液の毒、そして水の毒を指しているのです。

梅を食べることで、このような毒を消えてしまって、健康な身体を保つことができると言われています。

そしてあの塩漬けの梅に赤シソを加えた梅干しは、日本独自のものです。

まさに塩と赤シソを加えることで、見た目ははなやかで食欲を注ぎますよね。

薬効はもちろん、保存性においても良く日本人の知恵には関心させられてしまいました。

文献では、平安時代の頃から病気の治療に梅干しの使用がありました。

戦国時代には兵士の腹痛に、また疲労の回復剤として用いられ、江戸時代になると、常備薬として庶民に普及し始めたそうです。

明治期には、赤痢などの伝染病予防に梅干しの強い殺菌効果を利用していたそうだから…

梅干しは整腸作用という腸内環境を改善して善玉菌を増やすことで免疫力をアップさせる機能もある優れた食べ物なのね。

日本人はずっとむかしから梅干しを毎日食べる習慣が身についていたのね。

どの家庭でも常備食となっていて、私は初めて日本に来た頃からずっと気づかずシノおばあちゃんの作った梅干しおにぎりを食べ続けてきた。

おかげで風邪ひとつひくことなく健康そのものよ…

おにぎりに上手くマッチした梅干しは

本当に日本独自の生薬なのね。

そこで、さらに梅干しの素晴らしさを皆さんに知っていただくために、梅干しの薬効の源についてご紹介しますね。

これは私の卒業論文のテーマになります。

梅の約90%は水分からなりタンパク質と糖質が主成分です。

また、梅には、酸味のもとになるクエン酸とミネラルが豊富に含まれています。

梅干しを知る人なら、想像するだけで唾液が分泌されますよ。

はじめて口に頬ばったあの時のあの酸味は主にクエン酸によります。

やがて食べ慣れると酸味が旨みに変わって食べられるものです。

とにかく梅干しの多くの薬効の柱となるのがクエン酸と考えていただいてよいほど優れた成分と言えましょう。

クエン酸は、身体全体の代謝を司る大切な含有成分で身体に不必要な老廃物を分解排出してくれるんです。

必要な物質の合成に関係するなど代謝に必要不可欠な成分というわけです。

この代謝が上手く進むことで、疲労回復や自然治癒力(免疫力)が高められていきます。

そして、梅に含むミネラルの中にはカルシウム、リン、カリウムが多く、マグネシウム、ケイ素、鉄、アルミニウム、ナトリウムなどが含まれています。

これらのミネラルは体内で作用し、体内に溜まったナトリウムを体外へ排出したり、鎮痛作用にも関わっています。

また、梅干しに含むカルシウムは、吸収率が良く、カルシウム不足の方にもおすすめ出来る食品と言えましょう。

梅干しのよいところは、梅自体の薬効に梅干しつくりには欠かせない塩とシソの薬効パワーがプラスアロファされたことになります。

この塩は精製された塩よりも、天然塩がベストですよ。ミネラルが多いからで、天然塩に多く含むミネラルと梅に含むミネラルの効果は、2つの効果が相乗効果を示してくれます。

これが細胞の新陳代謝がより活発化しますそして、シソには、毒を中和する解毒作用があります。

また胃腸を温める作用は私のような冷え症の方にはおすすめ!

梅干しは、梅の薬効は梅の持つクエン酸やカリウムなどミネラルのパワーと言えます。

梅干しは食べると、唾液や胃液の分泌が増えるので胃腸の機能がアップして消化吸収率もアップして食欲ない日も食べられるんですよ。

これは、腸内の機能が活発化からで、食欲ばかりでなく、便秘傾向の方も解消されてしまいます。   

それに梅干しの解毒作用は、肝機能を高めることで血液の循環が向上し、体内の毒素を素早く処理できてしまうから、大学学生コンパで多少のお酒を飲みすぎの2日酔いの解消にも効果的でした。

また、クエン酸は、血液中に蓄積された乳酸(疲労物質)を排出してくれます。

乳酸が作られるのを抑えられて体内のきれい血液を保つ機能があるので梅干しのクエン酸は疲労回復効果が大きい…

クエン酸の乳酸除去作用は、皮膚の血液や体液の循環をもスムーズにしてくれて皮膚の代謝も盛んにするから女性のお悩み肌トラブルなど防止にもなってくれるの。

以上がおにぎりの代表格の梅干しおにぎりになります。

今やB級グルメで多くの外国の皆さんに愛される日本のおにぎりはいかがでしたか?

その人気の秘密は美味しさや健康効果だけではないようです。

特に、私のように外国人留学生にはアルバイトがなかなかできない分、食費に使える限られた予算の中でやりくりしなければならない留学生も多い中でおにぎりは安くて美味しく食べられる、しかも栄養面でも幅広く対応が可能になります。

これが多くの留学生に愛される最大の理由です。

おにぎりはさまざまな魅力を持つ便利な日本食なので好きになってください。

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